4Cについて ~鑑定書について~
さてさて、今日はさんた君が買ってきたダイヤモンドを見てみましょうか。


えっ!先生が鑑定してくれるのですか?
いえいえ。私に鑑定はできませんよ。


なんでも鑑定団に応募するんですか?
そうそう。中島誠之助さんに「これは本物に間違いありません。大切になさって下さい。」って言われたい。って、なんでやねん。


おぉ。先生はノリツッコミもできるんや。
ダイヤモンドを見る時は、鑑定書、別名グレーディングレポートを見るんです。


確かに購入した際に鑑定書をもらいました。これです。
鑑定書は購入したダイヤモンドの4Cの検査結果を記したものです。事前に説明した通り、4Cの評価が高いものが、資産価値の高いものということになります。具体的にはカラットはなるべく大きく、カラーはレーティングがD、クラリティはFL、カットはExcellentにそれぞれ近い、もしくは以上であるダイヤモンドが良いでしょう。このようなダイヤモンドは希少であり、今後も資産価値の向上が見込まれるからです。


おぉ。僕のダイヤモンドは…
ちなみに鑑定書は紛失した場合は再発行が可能です。ただ、気を付けて欲しいのが再発行の際は、信頼された鑑定機関を選択してください。国内ですと「CGL/中央宝石研究所」海外ですと4Cの生みの親である「GIA」などが国際的に信頼されています。鑑定が甘い機関ですとダイヤモンドの価値が実際より低く評価される可能性もありますので。


そうなんですね。鑑定書も大切に保管します。さて、僕のダイヤモンドは…
さて、さんたくん。4Cと鑑定書についてお話しましたが資産としてのダイヤモンドはどういった基準で購入すればいいか理解できましたか?


はい。大体理解できたと思います。
素晴らしい!ダイヤモンドは過去半世紀以上、原則として常に価格が上がり続けてきました。特に近年では毎年10%以上の上昇を続けています。リーマンショックや、ITバブルでも値を下げることがなかった珍しい投資先です。魅力的な投資先ではありますが、きちんと価値を理解して投資してくださいね。


分かりました。先生、早く僕のダイヤモンドの価値を教えて下さい!
では次回はGIA鑑定書の見方を勉強しましょうか。


また続くんかい!