4Cについて ~第2回カラー編~
さて、今日はカラーについてお話します。


Color Me Baddですか。I Adore Mi Amorはいい曲ですねぇ。ビバリーヒルズ高校白書シーズン2の第49話にゲスト出演もしてましたね〜。
いや、古い!確かに流行ったけど、なんで1990年のドラマを知っとんねん!


すみません。母が好きで実家にDVDが全巻あります。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=92NdfSeOLA0)
そうですか。なんにせよ、ダイヤモンドのカラーとは無関係ですね。


ダイヤモンドに色があるんですか?
はい。実は、採掘されるダイヤモンドの多くは無色ではないんですよ。


この表はGIA(Gemological Institute of America)という宝石の教育・鑑別・鑑定・研究を行っている学会が考案したレーティング(事実上の業界標準)で、D~Zまでのアルファベット順にカラーの品質と価格が並べられています。
Dに近づくほど無色で高価格、つまり希少ということになります。


なるほどですね。資産運用として所持するなら、やはり高価格の無色を所持した方がよいんでしょうか。
資産運用目的で、カラーだけの話をするのであれば、F以上が良いでしょう。ただし、ダイヤモンドは希少価値が資産価値に紐づいているので出来ればDカラーを所持した方が資産運用の面では良いでしょうね。


なるほど。ありがとうございます!少し気になったのですが、なぜレーティングはDから始まるんですか?アルファベット順ならAが一番価値が高いに状態にした方が分かりやすいと思うんですが。
確かに中途半端に見えますし疑問に思いますよね。でも、これには理由がきちんとあって、先ほどこのレーティングはGIAが作成したと教えましたね?


はい。宝石の学会ですよね。
ええ、実はGIAのレーティングが一般化するまでは、大雑把かつ統一感のない分類が多かったんです。例えば、明確な定義なく”A,B,C”、”1,2,3″、”ⅰ,ⅱ,ⅲ”、のような分類がなされていました。こういった分類と差別化するためにDからとしたというのがGIAからの発表です。この発表がなされるまでは、ダイヤモンド(Diamond)の頭文字を取ったですとか、最高ランクの色(現レーティングだとD)より、良い色が出た場合に備えてA,B,Cを残したなど、諸説あったようですね。


GIAが出るまでは、根拠のない勝手なランク付けがされていたんですね…
そうなんです、今はGIAといった団体が4Cの各価値をきちんと定義してくれているので、資産運用も可能となったんです。


ふむふむ。さて、僕のダイヤモンドは…